驚いたことに、美穂の股間には黒い茂みがなかった。
生まれつきのパイパンじゃないのは、青い剃り跡からわかったが。

左右の陰唇は、糸つきの洗濯ばさみでしっかりと挟まれ、
太ももの外側を回り込み、後ろに引っ張れて固定されている。


知人女性のヌードというだけでも凄いインパクトなのに、
画像ですら目にしたことのない、性器の内側までが覗いている。

見ちゃいけない。そう思う自分がいた。
だが、その衝撃の荒波に呑み込まれたぼくは、そう出来なかった。


濃いピンクの粘膜の真ん中に、入り組んだ形の深い窪みがある。
実物はもちろん、画像でもこれほどあらわなのは見たことがない。

女の股って、こんなものがついてるんだ……。
エロティックというより、グロテスクだと感じた。


ぼくは目を閉じて、気持ちを落ち着けようとした。
しかし、無駄だった。ドキドキは、少しも治まってくれない。

再びまぶたを開いたぼくの目が、美穂の表情に吸いつけられた。