挟まっていたのは、美穂自身の写真だった。

彼女は、裸だった。何も身に着けてはいなかった。
いや、正確には素っ裸ではなく、首輪と縄をその身にまとっていた。


ポーズは、さっき見たグラビア写真と同じくらい過激。

唯一の違いといえば、縄や撮る角度によって巧妙に隠されていた部分が、
手前に遮る物がないために、はっきりと写っていたことだ。


彼女は、和室で座椅子に括りつけられていた。

ひざ近くの太ももが、縄で背もたれの木枠に固定されている。
右脚だけでなく、左脚も同じようにだ。

胸の上下を横に走る縄が、やや小ぶりな乳房を搾り出している。
背中に回した両腕は、手首を縄で結わえつけられているのだろう。


ぼくはまだ高1だったが、M字開脚という言葉は知っていた。
美穂が取らされているポーズが、まさにそれだということも。

ぼくの視線は、若々しい女体の中心に吸いつけられた。
女が最も恥じらいを覚え、男がどこよりも見たいと思う一点に。